極東貿易
弊社の株主提案が可決した場合に、弊社が想定する極東貿易の株価水準
3,000円以上(※)
※配当利回りをベースに試算、計算の詳細は“株主提案について”をご参照下さい。

不適切な目的で新設された株主優待制度

 極東貿易は、2019年に株主優待制度を新設しました。株主優待制度を導入している会社は多く、自社製品・サービスの無料配布などを通じて自社のファン作りをし、業績貢献に期待するという趣旨であれば問題はないでしょう。

 しかし、極東貿易が実施しているクオカードのような金券等を株主優待として配布している場合は問題なしとはいえません。なぜなら、クオカードの配布を通じ、①安定株主の増加による経営規律が緩むことや②金券は実質的に金銭配当であり、株主平等原則に反していることが疑われるためです(株主優待の問題についてはこちらをご参照ください。)。

 特に、極東貿易が株主優待制度を新設した理由は、「従前の東京証券取引所の東証一部から東証二部への指定替え基準の1つである株主数2,000名に抵触する可能性が高まったこと」との説明でした。そもそも、株主数が少なくなった理由は、「投資対象としての自社の株式の魅力が低いこと」であり、クオカードを配るというコストをかけてそのような形式基準を満たそうとすることは、極東貿易の筆頭株主として看過できる経営判断ではありません。

 なお、東証の2020年2月21日付け資料『新市場区分の概要等について』によれば、東証一部の後継市場区分であるプライム市場からの指定替え基準は、株主数2,000名ではなく800名とする考え方が示されています。したがって、極東貿易が株主優待制度を新設した理由は、もはや意味が薄くなりました。

極東貿易の株主数の推移

(データ出所:QUICK ASTRA MANAGER)

  • 株式会社ストラテジックキャピタル
 

当ホームページは2020年の株主提案を特集したサイトです。2021年版はこちらを参照ください。

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